ネットワーク構成図
- SW-A に、デフォルトゲートウェイとして 192.168.2.254 を設定しなさい。
SW-A# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
SW-A(config)# ip default-gateway 192.168.2.254
SW-A(config)# ^Z
SW-A#
Catlyst スイッチへのデフォルトゲートウェイは、グローバルコンフィグレーションモードで設定します。
IPアドレス同様に、基本的にはスイッチへのデフォルトゲートウェイの設定は必要ありません。しかし、リモートネットワークからスイッチを管理したいことも多いため、企業内で使用している多くのスイッチには、IPアドレスとデフォルトゲートウェイが設定されています。
- ユーザモードで、SW-A に設定されているIPアドレスを調べなさい。
SW-A> sh int
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Vlan2 is up, line protocol is up
Hardware is EtherSVI, address is 0024.900a.0000 (bia 0024.900a.0000)
Internet address is 192.168.2.1/24
MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
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ユーザモードでは running-config や startup-config を見ることはできません。
しかし、ユーザモードでも Catalyst スイッチに設定されているIPアドレスを調べることはできます。
sh interfaces コマンドの出力結果の中から、up している VLAN を探し、それに設定しているIPアドレスを調べます。
- ユーザモードで、SW-A に設定されているデフォルトゲートウェイを調べなさい。
SW-A> sh ip redirects
Default gateway is 192.168.2.254
Host Gateway Last Use Total Uses Interface
ICMP redirect cache is empty
SW-A>
デフォルトゲートウェイは、sh ip redirects コマンドで調べることができます。
- SW-A に設定したデフォルトゲートウェイを削除しなさい。
SW-A# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
SW-A(config)# no ip default-gateway
SW-A(config)# ^Z
SW-A#
デフォルトゲートウェイは、no ip default-gateway コマンドで削除できます。
■ vlan.dat の削除
startup-config は管理者が意図的に保存しない限り、ルータ内 (NVRAM) に保存されることはありませんが、スイッチで VLAN を設定すると、自動的に Flash メモリ内に vlan.dat ファイルができ、その中に VLAN 情報が保存されます。このファイルはスイッチの電源を切っても消えず、スイッチの起動時に読み込まれます。そのため、スイッチを初期化 (何も設定していない状態に戻す) ためには vlan.dat ファイルを削除しなくてはいけません。
詳しくは VLAN のラボ・シナリオで行います。
- vlan.dat ファイルを削除しなさい。
SW-A# delete flash:vlan.dat
Delete filename [vlan.dat]? < Enter >
Delete flash:vlan.dat? [confirm] < Enter >
SW-A#