スイッチに接続するイーサネットケーブルにはストレートケーブルとクロスオーバーケーブルがあり、PC とはストレートケーブルで接続し、スイッチ同士はクロスオーバーケーブルで接続します。ただ現在の多くのスイッチには Auto MDIX 機能があり、ストレートケーブルとクロスオーバーケーブルのどちらでも使えるようになっています。そのため、スイッチ同士を接続するためにクロスオーバーケーブルを用意しなくても、ストレートケーブルを使うことができます。
本ラボ・シナリオで使用している Catalyst 2940 にもこの機能がありますが、標準では無効になっています。
ネットワーク構成図
- SW-A の F0/1 の Auto MDIX 機能を有効にしなさい。
< SW-A >
Switch# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
SW-A(config)# int f0/1
SW-A(config-if)# mdix auto
SW-A(config-if)#^Z
SW-A#
ただし、Auto MDIX 機能を使う場合は、そのポートの speed と duplex の両方が auto でなければなりません。
speed と duplex のどちらかが auto でなければ、mdix auto の設定はできますがその機能が働きません。
- SW-A の設定を sh run で確認しなさい。
< SW-A >
SW-A# sh run
Building configuration...
!
!
interface FastEthernet0/1
mdix auto
!