何も設定していない Cisco ルータや Catalyst スイッチを設定するためには、コンソールケーブル (ロールオーバーケーブル) で設定用 PC と Cisco ルータや Catalyst スイッチを接続し、設定用 PC 側のターミナルソフト (例えば、Tera Term) を使って PC から Cisco ルータや Catalyst スイッチの設定を行います。
コンソールケーブルは、片側が RS-232C インターフェイスで、もう片側が RJ-45 インターフェイスになっています。
PC には RS-232C のシリアルポート(9pin)があります。
このシリアルポートにコンソールケーブルの RS-232C インターフェイスを接続します。
ただし、最近のほとんどの PC には RS-232C のシリアルポートがありません。この場合は、USB シリアル変換ケーブルを使って接続します。コンソールケーブルと USB シリアル変換ケーブルを接続し、それを PC のUSB ポートに接続します。
USB シリアル変換ケーブルを PC に接続し、必要な場合は USB シリアル変換ケーブル用ドライバーソフトを PC にインストールします。そして、PC のデバイスマネージャーで USB シリアル変換ケーブルを認識していること、および COM ポート番号をチェックしておきます。
PC に複数のシリアルポートがあれば、もしくは、複数の USB シリアル変換ケーブルを使用すれば、1台の PC に複数の Cisco デバイスを接続することもできます。PC に USB の空きポートがない場合、USB ハブを使用して接続します。
最近発売された Cisco ルータや Catalyst スイッチには USB コンソールポートの付いているものもあります。
いずれは、RJ-45 コンソールポートはなくなり、USB コンソールポートだけになるんでしょうね。