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2台接続!

では、ルータ2台を使った勉強を始めるとするか。

その前に、ルータ同士を接続しないと・・・


今は、先に購入したCisco 2514を、コンソールケーブルとクロスケーブルを使ってPCと接続してるから・・・




今度は、新しく購入したCisco 2503を、コンソールケーブルを使ってPCと接続してみよう。

PCのCOMポートにコンソールケーブルをさして、




ルータのコンソールポートに接続。




こんな感じでいいかな?




次は、ルータ同士を接続してみよう。

ルータ同士を接続するには、バックツーバックケーブルを使って、それぞれのシリアルポートに繋げるんだよな。

バックツーバックケーブルの口は台形をしてるけど、上下逆さまでもささってしまうから注意しましょうと掲示板に書いてあったな。上下逆さまだと通信ができないらしいからな。




Cisco 2514の「Serial 0」ポートに「DCE」側を接続してみよう。
Cisco 2503の方は、「Serial 1」ポートに「DTE」側を接続してみようかな。




MAUはどうしようかな?
クロスケーブルの予備はないし、PCのLANポートは既にふさがってるし・・・。
でも、使わないのももったいないから、形だけということでも、とりあえずCisco 2503のAUIポートにさしておくか。

なんだかケーブルだらけになってしまったけど・・・
とりあえずは繋がったかな?




次は、PCでTeraTermを立ち上げて・・・
シリアルにチェックを入れて・・・




それから、今回はルータ2台だから、もう1つTeraTermを立ち上げて・・・

あれ?エラーかな?「Cannot open COM1」だって・・・
これは何だろう?




「COM1」って、いつもTeraTermを立ち上げるときに「ポート」のところに表示されてるものだよな。
「Cannot open COM1」ってことは、「COM1」を開くことができない、っていう意味だよな。

とりあえずOKを押してみようか・・・

消えた・・・




じゃ、このまま続けてみようかな。


では、ルータの電源を入れて・・・

・・・・・・・・・・


ん?

最初に立ち上げたTeraTermはちゃんと英語で表示されてるけど、




2番目に立ち上げた方は真っ白の画面のまま何にも表示されないな。




エンターを何度か押してみよう・・・

何も変わらない・・・

どうしたんだろう?


あれ?よく見ると上の青いバーに、[disconnected]って表示されてる。
ちゃんと立ち上がってる方は「COM1」と表示されてるな。

辞書、辞書・・・
「disconnected=切断された」っていう意味らしいな。
これはきっとさっきのエラー、「Cannot open COM1」が関係してそうだな。

ネットか掲示板で調べてみるか・・・

・・・・・・・・・・

どこだろう・・・

見つからないな・・・

ん?これかな?

なになに・・・

『通常、デスクトップパソコンには「COM1」と「COM2」の2つのシリアルポートがあり、
ノートパソコンには1つのシリアルポート「COM1」しかない。
しかし、レガシーインタフェースであるシリアルポートは徐々になくなりつつあり、
現在はUSBに置き換わっている。
「COM1」に接続した機器を制御するには制御用アプリケーションで「COM1」を選び、
「COM2」に接続した機器を制御するには制御用アプリケーションで「COM2」を選ばなければならない』

レガシーインタフェースって何だ?
難しくてよく分からないけど、別々のCOMポートにコンソールケーブルを繋いだんだから、
TeraTermで「COM1」と「COM2」を別々に選ばなきゃいけないってことかな。
それから、制御用アプリケーションというのがTeraTermのことだろうな。

じゃあ、最初に立ち上げたTeraTermは「COM1」と「COM2」のどっちを選んでたんだろう・・・

あっそっか、いつもTeraTermを立ち上げるときに「ポート」のところに「COM1」って表示されてたんだから「COM1」か。
それに、最初に立ち上げたTeraTermの青いバーにも「COM1」って表示されてるしな。
ということは、今まで「Cisco2514」を設定してた方が「COM1」なんだな。

では、[disconnected]って表示されている方は閉じてしまって、再度TeraTermを立ち上げてみよう。
シリアルにチェックを入れて「COM2」を選択。




おっ、今度はエラーは表示されなかったぞ。

ちゃんと立ち上がるかな・・・

・・・・・・・・・・

うん、正常に立ち上がったみたいだな。こっちがCisco2503だな。




ではでは、本を見ながら設定をしていこうかな。


インターフェースの設定か。

---------------------------------
Ethernet0 [RouterA] Serial0 (DCE) ~ Serial0 (DTE) [RouterB] Ethernet0

各ポートのアドレス:
RouterA E0ポート:192.168.1.1 S0ポート(DCE):192.168.2.1
RouterB E0ポート:192.168.3.2 S0ポート(DTE):192.168.2.2
---------------------------------

ルータ2台をシリアル接続する場合は、クロックの供給が必要なんだよな。
クロックはDCE側に設定するんだったよね。

ということは・・・
さっきDCE側を接続したのは、Cisco2514のSerial0ポートだったから、そこにクロックの設定をするんだな。

えーと・・・

Cisco2514にはPCの「COM1」に接続したコンソールケーブルで接続してるんだから、
「COM1」って書いてあるTeraTermを使えばいいんだよな。
でもいちいち覚えてられないよな。もし忘れたらルータの裏側の接続を見なきゃいけないのも大変だな。
DCEとDTEのどっちが接続されてるのか確認するコマンドってないのかな?

show run なんかやっても何も表示されないしな・・・


そういえば、前に本で見かけたような気がするな。調べてみよう・・・


ん?これかな?

「show controllers で、インターフェース名を入力」


じゃあまず、COM1の方で「show controllers s 0」と打って・・・

「V.35 DCE cable」って表示されてる。DCE側ってことだな。
確かに、COM1にはCisco2514をが接続されてるから間違いないよな。



じゃあ、COM2の方でも確認してみよう・・・

「Serial 1」にDTEケーブルを接続したから、「show controllers s 1」と打って・・・

うん、ちゃんと「V.35 DTE cable」って表示されてるな。




ちなみに・・・

何も接続していない「Serial 0」はどのように表示されるのかな?


「show controllers s 0」と打って・・・

お、No cableだって。
さすが、機械は嘘つかないな。




これでどっちをさしてたか忘れても大丈夫だな。

なんだか面白くなってきたぞ。

本を見てると、他にもいくつかルータの中身を確認するコマンドあるみたいだな・・・

また次回、いろいろと確認をしてみよう。