ネットワーク構成図
- 特権モードで、わざと間違ったコマンドを入力しなさい。
RT-A# clok
Translating "clok"...domain server (255.255.255.255)
(255.255.255.255)
Translating "clok"...domain server (255.255.255.255)
% Bad IP address or host name
% Unknown command or computer name, or unable to find computer address
RT-A#
- 間違ったコマンド入力時に、DNS サーバーへ問い合わせを行わないように設定しなさい。
RT-A# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
RT-A(config)# no ip domain-lookup
RT-A(config)# ^Z
RT-A#
- 設定したコンフィグを確認しなさい。
RT-A# show run
!
!
hostname RT-A
!
!
no ip domain-lookup ← 反映されている
!
!
- またわざと間違ったコマンドを入力し、今度は DNS サーバーへ問い合わせを行わないことを確認しなさい。
RT-A# clok
Translating "clok"
Translating "clok"
% Bad IP address or host name
% Unknown command or computer name, or unable to find computer address
RT-A#
DNS サーバへの問い合わせ「...domain server (255.255.255.255)」を行っていません。
Cisco ルータでは、入力した文字列をコマンドとして認識できない場合、その入力した文字列をホスト名だと判断し、上記のように DNS サーバーへ問い合わせをして名前解決をしようとします。そうすると、DNS サーバーからの返事待ちで、暫くの時間、ルータの設定作業を中断させられることがよくあります。コマンドのタイプミスの度にこのようになっては時間の無駄ですし、イラつく原因にもなりますので、no ip domain-lookup コマンドを使ってこの機能を停止しておくことをお勧めします。ただし、DNS サーバによる名前解決が必要な場合は別です。